エマージェンシープラス販売開始 エヌエヌ生命 2017/12/2
エヌエヌ生命 といえば、企業、法人向けの商品を開発、販売展開している会社です。管理人もTVCMや交通広告などは見たことがないので、一般的な知名度は低いかもしれません。経営者とか勤務先の会社が、エヌエヌ生命を福利厚生のひとつとして契約しているなどで知っている人は勿論いるでしょうが。
さて、掲題のニュースです。
そのエヌエヌ生命がエマージェンシープラス 無解約返戻金型災害・重度疾病定期保険の販売を2017/12/2に開始しました。
新商品の発売開始そのものは、それほど珍しことではありません。ほぼ毎月、何かの新商品が販売開始されたり、リニューアル、商品改訂されています。保険マップ管理人としては、話題、ネタに困ることはありません。
エマージェンシー (emergency)を、英語に直訳してしまえば、非常事態、緊急事態などを意味します。
危機管理もお仕事の一部という方には、お馴染みなんでしょうかね。管理人は、ITシステムのエンジニアでエマージェンシーという単語を知ってはいます。昔はたしかにリスク管理でエマージェンシーの時にどうするんだ?エマージェンシーのための計画をしておくのだ、とかいう文脈で使いましたが、最近は、コンティジェンシープランとか、ディザスタリカバリなんて単語のほうがよく使われている気がします。
最近だと 韓国ドラマのエマージェンシーカップルで、エマージェンシーという用語が一般的になってきたのでしょうか。まさかそれを意識しての命名とは、さすがに思えません。思えません・・・が・・・あくまでも、管理人の感覚ですが、補償内容を拝見するに、災害が発生して、そこに対処し、ダメージから立ち上がエルディザスタリカバリとでもいえる内容で、そっちのほうが商品名として実態に近いように思えます。好みですけどね。まあやはり一般的に知られている用語を使うのは、命名として大事なことなんでしょうねぇ。
ところで、エマージェンシーカップルですが、舞台は病院の救急救命のようです。それで、エマージェンシーなんでしょうが、問題のカップルは離婚直後で、同じ病院の救急救命に配属されたという話とのこと。管理人は見たことはないんですけどね。元の名前は、応急男女。うーん。このままじゃ日本語的な語感としては軽くなってしまいますね。エマージェンシーカップル、いい和訳かもしれません。
では肝心な、エヌエヌ生命のエマージェンシープラス 無解約返戻金型災害・重度疾病定期保険の内容に入りましょう。
経営者が死亡した際の、中小企業存続のための保険はすでにいろいろな会社が販売しています。勿論、エヌエヌ生命も、商品展開をしてきた分野です。
では端的に、普通の企業向け、経営者向けの保険と何が違うのかといえば、災害や急死など突然の事態に対する保障を厚くしていることでしょう。普通というと語弊がありますが、普通の病気で、近い将来経営者が死亡することが予想されれば、事前に、それなりの備え、準備ができます。資金調達の借り入れでも、現在の経営者ではなく、後継者となることを前提としてその信用や責任で融資を行っておくとか。一般的に経営者が突然の死の場合は、事業の継続の維持には多くのお金を必要とするのが実情で、今回のエヌエヌ生命のエマージェンシープラス 無解約返戻金型災害・重度疾病定期保険は、そういう実態を踏まえて設計されているのが、最大の特長といえるえしょう。
だからこそ、緊急、非常時に備えるために、エマージェンシープラスなんですよね。
もうひとつ、管理人が今回のエヌエヌ生命のエマージェンシープラス 無解約返戻金型災害・重度疾病定期保険で興味を惹かれたのは健康状態が告知書扱いで、3つの告知項目に該当しなければ、最大金額1億円の保険金額を可能にしていることです。
この設計はすごいですよ。保険は、条件を易くして契約増やせばいいってもんじゃありませんからね、
エヌエヌ生命のエマージェンシープラス 無解約返戻金型災害・重度疾病定期保険の設計で根拠にしたのは、メディカル・データ・ビジュン株式会社の医療ビックデータをもとに、死亡リスクを数値化した情報とのこと。興味深々なんですが、さすがにこれは詳しいことは、教えてもらえないでしょう。自動車保険の料率のベースの統計値と一緒で、けっこうコアな情報ですからね。
契約年齢は 15-80歳。80歳はわからないでもないのですが、15歳の経営者はないだろう・・と突っ込みたくなります。
相続した3代目に巨額な保険金をかけ、免責期間を過ぎたら・・・・って、ドラマ的発想は控えておきましょう。
何かのニーズがきっと過去にあったからこその設定でしょうが、どういうニーズを踏まえての設定なのか、興味を惹かれます。
基準保険金額は1000万から1億円まで100万円刻み。
定期保険ですから保険期間がありますが、年齢と期間で満了が選べます。年齢では90歳まで。まあ普通は十分でしょう。90歳で社長やっていて、その死亡の時に未だ大きなリスクがある・・・・って状態だと、その中小企業だめなんじゃない?って感じがします。