JAの自動車共済 クルマスター
JA共済は、人、住居、自動車といった共済商品を提供していますが、自動車の共済は、自賠責保険に相当する自賠責共済と、自動車の任意保険に相当する自動車共済クルマスターになっています。
自賠責については、別に書きますので、今回、ここでは、JAの自動車共済 クルマスターについて書いていきましょう。
やはり、JA =農協
管理人がJA自動車共済クルマスターの説明を、2017年1月に読ませてもらった感想なのですが、
やはりJA=農協を母体としていますから、自動車は日常で当たり前に、仕事にも生活にも使うという組合員さんが多いのでしょう。都会に住むサラリーマンであれば、自動車は一家に一台かもしれませんが、JA共済のベースであるJA 農協の組合員さんの世帯では、成人している一人に一台という仮定も多いのでしょう。
特約やいろいろな割引にも、そんな背景が透けて見えるような気がします。
農業をしていない人でも、わずかな出資金を出せば、准組合員として契約できるJA共済は、手厚い保障をリーズナブルに手に入れる方法のひとつだと思います。出資金も解約の時には返還してもらえます。
しかし、「レジャー使用のみで年間の距離も少ない。保障の範囲はどうしても必要なものとし、徹底的に保険料は抑えたい」という人には向いていないのかもしれません。
車両無過失ノーカウント保障
多くの自動車保険では、事故などで保険金の支払いを受ければ、いわゆる等級はダウンします。
管理人も、それが当たり前だと思って自動車保険の説明を読んでいるのですが、今回、JA自動車共済クルマスターの説明に、「車両無過失ノーカウント保障」というのを見つけてちょっと驚きました。
これは、被共済自動車と相手自動車との事故で、運転者等に過失がなかった場合は、等級ダウン事故としないで、に車両条項の共済金を支払うというものです。
まあそもそも等級は、事故のリスクを実績をもとに考える方法の一つの要素ですよね。自分に過失がない、完全なもらい事故であれば、それは、その人の、事故の起こしやすさとは、無関係ともいえるのかもしれません。
ただ、100%過失なしというのは、普通の事故ではなかなかないですよね。完全に合法的な場所に停車しているときに、ぶつかられた時とかでしょうかねぇ。
割引
JA自動車共済クルマスターにも、一般の自動車保険のように、さまざまな割引がありますが、農業をメインとした職業としない人でも使えそうな割引の他に、JA、農協ならではの、他ではなかなか見かけることのない割引があります。
まず、農業をメインとした職業としない人でも使えそうな割引では、自動継続特約を付加するなどの所定の条件を満たせば、共済掛金が2%割引ですし、「長期優良契約割引」「運転者家族限定特約」「新車割引」「福祉自動車割引」など、一般的な自動車保険で用意されているのと同様の割引があります。最近は、どこでも、リスクの細分化を行っていますからね。
珍しいのは、JAの自賠責共済とセットで加入すると、自動車共済の対人賠償の共済掛金が7%割引になるJA共済オリジナルの割引なども、一般の農業を仕事にしていない人でも使えそうな割引ですよね、
さらに、JA 農協の自動車共済ならではの割引があります。
正組合員(個人)またはその同居の親族が契約する農業用として使用する自家用軽貨物自動車、自家用小型貨物自動車、自家用普通貨物自動車(0.5トン以下)、自家用普通貨物自動車(0.5トン超2トン以下)、自家用普通貨物自動車(2トン超)などの所定の条件を満たせば、共済掛金が7%割引になるJA共済オリジナルの割引なんてのもあります。
やはりJA共済ですねぇ。
特約
JA自動車共済クルマスターは、いくつかの特約がありますが、管理人が特に注目した特約は2つあります。
地震等車両全損時給付特約と季節農業用自動車保障特約です。
地震等車両全損時給付特約
多くの自動車保険では、地震や津波で自動車が全損しても免責事項に入っていて保障されません。
JA自動車共済クルマスターの地震等車両全損時給付特約は、地震、噴火、津波による全損の場合、50万円の一時金を給付するというものです。車両保障の共済金額の全額ではなく50万円が最大です。おそらく50万円では同じ自動車は入手できないのでしょうが、災害の時であれば、とにかく生活再建のために安い中古の軽自動車なら手に入るでしょうね。
季節農業用自動車保障特約
これは、もう、JA 農協だからこそ用意された特約ですね。田植機・刈取脱穀作業車・農業用薬剤散布車での事故による法律上の損害賠償責任、自損事故により死傷した場合に、共済金を支払われるものです。
サービス
最近の自動車保険は、保障に加え各種サービスの充実を訴求していますが、JA共済の場合も、なかなかのサービスを提供していると思います、けして見劣りしません。
示談交渉サービスも提供されていますし、JA共済の事故相談窓口は、全国約970か所、損害調査スタッフは全国約5,700人がいます。大組織ですよね。そしてJA共済自動車指定工場は、全国で約1,700カ所。まず困ることはないでしょう。
JA共済くるまのミカタ
JA自動車共済クルマスターのための、スマホアプリです。アンドロイド、iPhoneともに提供されています。
この種のサービス、日本では、最初は、SBI損保の自動車保険が最初だったように記憶していますが、まあ今では、どこでもやってますよね。
細かい使い勝手の良し悪しはあるのかもしれませんが、毎日使うものじゃありませんしね。緊急時にちゃんと使えてくれればそれでいいものですから。
自動車共済クルマスター記事一覧
車の保険の見直しをしてもらったら、以前入っていた保険会社よりも、はるかに安い金額で加入することができるということで、JA共済の自動車保険に加入することにしました。担当の方は、すごく親切な方で、わからない内容など詳しく教えてくれますし、安くて条件のいい保険を紹介してくれるので、すごく助かっています。子供にもアンパンマンのキャラクターのものなど持ってきてくれたりもするので、すごく嬉しいですし、JA共済...
サラリーマン時代、学校を卒業してから定年後の現在まで、会社に入っている自動車保険会社1社の団体保険に加入していました。三井住友海上火災保険株式会社です。保険の種類はGKクルマの保険・家庭用自動車総合保険です。在籍中は何かあれば事こまかにほうれんそうがありました。退社後担当者が変わりました。変わった案内もありませんでしたので違和感がありました。それからのほうれんそは手紙に用件だけが書かれた書類が入っ...
母が赤信号停車中に後ろから追突されてしまった時のことです。警察も呼び聴取も終わった後日、相手の方から示談の申し出がありました。保険を通さずに『修理費などは自費で支払いますので請求書を送ってほしい』ということでしたが、こちらとしてはとても困惑しました。しかも母に過失はないのでこちらで加入しているJAの自動車共済の担当の方は出る幕がないということで、不安で仕方ありませんでした。そんな中JA自動車共済の...
わたしは、約1年前に車の大事故をしてしまいました。その時に、加入していた、JA共済の担当職員の方と連絡を取り合いました。わたしは、当時仕事をしていたため、なかなか連絡を取り合うことができませんでした。その中でも、担当の方が時間を作ってくださり、朝やお昼等時間が合うときに度々連絡を取り合いました。その時に、今の等級はいくらで、保険を使うと等級がいくら下がるか、その下がった等級は年間計算するとどれくら...
以前、飲酒運転の車に追突された経験があります。その車は私の車に追突する前に別の車と追突したようで、慌てて逃げて私の車に追突してきたようです。飲酒運転だったので、私の車に追突してからも逃げていってしまいました。私は初めての事でビックリしてしまい動けなくなってしまいましたが、事故を目撃した通行人が追いかけていってくれて捕まえてくれました。事故を起こした人は無保険で車の修理は払えないとの事で、仕方なく私...
私はJAの自動車共済を契約しています。もちろんJAに関わる仕事(長崎西彼農業協同組合 全国共済農業協同組合連合会長崎県本部)をしています。ノルマとしても共済契約を取らないといけません。その中で私自身お世話になりましたJA自動車共済についてお話します。職場の帰りに交差点が赤だったので停止したところ、後から50km/h以上のスピードで追突され、10対0の事故にあいました。私は追突されたほうです。相手の...
交通事故で2回目の体験談を書きたいと思います。人生で2回、大きな車の交通事故をしてしまいました。その日は、寝不足で運転していました。交差点を曲がって、横断歩道を通過したところまでは記憶にあります。次の瞬間、目を開けたら病院の天井が見えました。そして先生がレントゲンを取っていました。それが終わって、今度は警察官がベットの横でアルコール検査をして、その結果を自分の指紋印が押された封筒に入れていました。...
何年か年前のある日、帰宅途中いつもの道を右折すると、直進して きたバイクとぶつかってしまいました。対向車が譲ってくれたので すが、その左側から走行してきたバイクでした。一瞬何が起きたの かパニックになってしまい、停車して「大丈夫ですか?」と繰り返 し声をかけるのが精いっぱいでした。通行人の方が救急車やパトカ ーを呼んでくれたのを覚えています。パトカーが到着して、車検証 の提示や保険のことを尋ねられ...
車に乗ってまさか事故なんておこすわけ無いよな、と思っていましたが、カーナビを操作中、道路のワキの網に突っ込んでしまいました。気がつくと、車のフロントガラスは吹っ飛び、エアバックは出ていました。体はなんとも無く、自分で警察とJA共済に電話してすぐに担当者と警察が来て写真を撮ったり、免許証を確認していました。自損事故でしたので、警察はアルコールチェックをしたらすぐに帰ってしまいました。JA共済の人も免...
数年前まで、家族の車はJAの保険に加入していた。義母がその社員だったで、勧められた、ただそれだけの理由だったことと、まだ若くて保険の内容など、たいして重要視していなかったからだ。その契約のまま年月が経ち、ある日、娘が自転車で通学の途中で若い女性の運転する車にぶつけられてしまった。幸い大けがにはならなかったが、加害者が看護婦であったことが理由からか、出血もしているのに 連れていかれた病院で「たいした...